はっぴぃ直前(6)

幸村から家庭教師離れしたほうがいいと指摘された直前は、家庭教師と教え子では永遠に恋人にはなれないと考える。
そして、瑞貴を頼ってはいけないと、瑞貴に家庭教師をやめてほしいと告げる。
瑞貴を支えられる男になりたいと願う直前。
二人の恋の結末は…!?日露戦争で勇名をはせ海軍大将まで昇りつめた鈴木貫太郎は、侍従長としても天皇の信頼が厚かった。
敗色濃い昭和20年4月、鈴木は老齢ながら「最後のご奉公」と総理大臣に就任。
徹底抗戦、一億玉砕論渦巻くなか、太平洋戦争に終止符を打つために動く。
天皇は「この際、自分のできることはなんでもする」と御前会議で語り、<聖断>により戦争は終わった。
平和を希求される天皇と、国家の分断を阻止し、狂瀾を既倒に廻らす大仕事をなす宰相の感動の終戦実録。
東吾が花世や源太郎を連れて出かけた亀戸村の宝船祭で、村の幼児がさらわれた。
時を同じくして、旅籠「かわせみ」に逗留していた小田原の名主の嫁が失踪。
2つの事件を結びつける手がかりは、奇しくも20年前の同じ宝船祭で起こった子さらいなのか? 弟を失ってしまった姉の哀しみが切なく響く表題作ほか、かわせみに新しい女中・お石が奉公に来たが、皆がびっくりするような大女で……。
教育係のお吉がてんてこ舞いする「大力お石」「女師匠」など、全8篇を収録。
深川の長寿庵の主人であり、畝源三郎の下で岡っ引を長年つとめてきた長助が、お上から褒賞を受けた。
町内あげてのお祭騒ぎの中、取り残されたように、一人ぼんやり店番をする女房おえい。
が、そのおえいが気になる人物を見かけ、目の前で思わぬ事件がおこる表題作。
江戸でも隠居後の人生をどう送るかが問題だった? 同時期に隠居を迎えた、仕事が忘れられない元・定廻りと、大層な趣味人と噂される元・町火消人足改役が起こす騒動を描く「老いの坂道」など全8篇収録。
麻生宗太郎・花世親子、畝源太郎、長助、お吉とともに、外国船で賑う横浜見物に繰り出す東吾。
途中、子安村近くの浦島寺に詣でてみれば、事件に巻き込まれ(「浦島の妙薬」)、横浜に着けば、美人局(つつもたせ)に身ぐるみはがされて、首をくくろうとした英国人船員のために、一肌脱ぐ羽目に。
お馴染みの江戸情緒に、横浜の異国情緒が花を添えた表題作ほか、子供の頃別れた母と娘の切ない行き違いを描いた「鬼ごっこ」、「烏頭坂今昔」「鬼女の息子」など全8篇収録。
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