哭きの竜(6)

死の床で石川はうわごとのように竜の名を呼ぶ。
「おめぇの運をわしにくれや…」 竜は闘い続ける。
まるで、闘うことだけが生きる証であるように――。
時代は移る。
石川がついに死んだ。
「石川親分の死を知らせてはいけない!!」策士・甲斐組若頭外田が動く。
そして秋生・竜・外田の命を賭けた勝負も動き出す…!!外田は石川の影武者として三上という男を立てた。
しかし影武者にしか過ぎなかった男は、己の翼で翔び立とうとしていた。
本宮の弟・秋生が凶弾に倒れる。
全てのできごとは竜の周りで起こっていた。
竜はまだ知らない。
三上の第一翔の獲物が竜自身であったことを…!! 竜がこの世にいる限り、抗争に終わりはない…。
かつて秋生に代打ちとして飼われていた雨宮、石川の名を捨てた三上、そして竜。
雨宮はこの勝負に全身全霊をかけることを強く誓っていた。
竜もまた、その勝負に命を賭けていた。
「勝負とは、悲しい程に己れのために闘うもの。
悲しい程に己れを信じて闘うもの」 雨宮は高らかに笑う。
「この一局がおわれば俺は死ぬ…」勝負という非情の狂気に散った雨宮。
そして、三上は銃口を竜に向ける。
竜は言う。
「死は恐れるものではない。
死はあくまでも運命のもとにしたがうもの」 ついに、三上は桜道会トップに立った。
外田を、本宮を、秋生を、雨宮を殺して…。
そして海東でさえも殺せなかった竜の命は…!? 男たちのドラマ、衝撃の完結!!BUGとは「プログラムに巣喰う虫」のことである。
だからBUGがでるとコンピュータなどは正常な動作をしなくなる。
この漫画を読むと君の心にも「BUGがでる」だろう。
「ぼのぼの」と同時連載されたノンジャンルギャグ4コマ作品。
人が普通であることのシュールさ、オカシさをいがらし流観察眼が、まる裸にした超感覚の世界!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012407